廃棄施設

何かの進捗やら何やらで埋まっていく……予定地

アストロノーカ ── 宇宙と農業とマシンとAI

cistLTサークルのアドベントカレンダー、14日目の記事です。


 

先日、PSアーカイブスのゲームを一つ購入しました。

タイトルとカテゴリだけでもう大体全部これから書く内容を物語っている気がしないでもないけど、まあ、アストロノーカの話です。

アストロノーカの話をしつつ、遺伝的アルゴリズムに関することを雑多にメモ書きしていきます。

 

アストロノーカとは:宇宙一の野菜を作るために情熱を注ぐプレイヤーが、我らの野菜を狙う不届きもの「バブー」を蹴散らすため、トラップ攻防戦を繰り広げるゲーム。だと思います。たぶん。

 

そこで、実はこのバブーなる生物。プレイヤーのトラップに対抗するために、遺伝的アルゴリズムを取り入れているらしいのです。

 

バブーのリンク先の画像を見ましたか?かわいいのはこの外見だけ。

爆速で世代交代と学習を繰り返しやがって、我々が丹精込めて育てた野菜を根こそぎ喰らおうとする憎らしいヤツらですよ……!!!ちなみにアストロノーカは最短3日で野菜が完全に成長しきります。

常にトラップを購入して万全の状態にしようとすると、すぐ進化してトラップが効かなくなるし、すぐ自分の財布が軽くなる。次第に常勝不敗ならぬ常敗不勝に陥る可能性がドンと色濃くなってしまうのが何とも恐ろしい。AIってすごいのよ!

 

ちなみに当時のアストロノーカの製作者さんが、以下の記事(PDF)にてゲームへのAI技術の利用について述べています。昔のゲームなので当然記事自体も随分と古いのですが、こうして身近なものに対して応用されているのを知ると、俄然AIに対する興味がわいてきますね。

https://www.ai-gakkai.or.jp/whatsai/PDF/article-iapp-7.pdf

 

あと、先程の静岡理工科大学のページに、「遺伝的アルゴリズムのソース・コード(プログラム)の一例」ということで、遺伝的アルゴリズムによるナップザック問題解決プログラムなるものがC言語で記述されたものが載せられていました。

https://www.sist.ac.jp/~kanakubo/research/evolutionary_computing/ga_program.txt

 

ただ、このシンプルなタイプの遺伝的アルゴリズムはいくつか問題点が存在ということで、これを改良したものがいろいろと研究・開発されているそうですね。ほへー。

 

 


 

<ガチめの余談>

そういえば大学図書室の学科選書だかなんだかのコーナーに、"The Art of Computer Programming(原著じゃなくて日本語訳)"というタイトルの、様々なアルゴリズムに関する解説書があったのを思い出した。

書く題材なんも考えてなかったのでいろいろ検索しながら勢いで書き上げたけど、ちょっとアルゴリズムとかAIとかについて学ぶのも楽しそうだなーと感じてきました。